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ブラックジャック未遂.... [日常]

彼は私の手で果てる事を好んだ。随分と持続力があり、私は何回も絶頂に達し
た後に、気怠い余韻の中、手で彼を愛おしんだ。
「私の中じゃイヤなの?」
「そういうワケじゃないけど....」
実は私も手で彼を果てさせるのは、彼を征服しているようで嫌いではなかった。

さて、ワタクシも歯学部入学までは単なるアンチャン。
それなりにむし歯にもなりましたし、歯医者には随分とお世話になりました。

さすがに歯科医になると自分の歯のお手入れは入念にやりますから、むし歯や
歯周病にはなりません。せいぜい耐用年数に達して、破損した修復物を再制作
する程度。歯石なんかはスタッフに取ってもらいますし。

ここ数日、上顎右側第1小臼歯辺りに冷水痛を感じておりました。
ま、単なる知覚過敏だと考えて、薬物塗布なんかしてみましたがどうもスッキリ
しません。20年以上前に先輩の先生に生PZでHJK入れてもらったのですが、2年
前に破折、プロビジョナルを入れて(早い話が仮歯)、そのうちオールセラミックス
にしようと放置しておいた部分です。

午後にキャンセルが相継ぎ、時間ができました。今日は代診の若い女医もおります。

麻酔してもらい、プロビジョナル外してX線撮影してビックリ↓
R8.jpg

立派なむし歯です。矢印部。かなり深い。ヘタすりゃ抜髄(神経を取るアレです)。
しかし、歯髄腔の狭窄もありますし、自発痛はないのでなんとかなるでしょう。
経験の浅い女医では少々心もとありませんが、ブラックジャックではないので
自分では無理です(笑)。

たまに患者になると、日々忘れがちな患者の気持ちを体験できますから、新鮮です。
やっぱ歯を削られるのはイヤなもんだなあ。
痛くはないけど振動すごいなあ。

「院長、結構深いですよ、どうします?」
「無水エタノールで軟象固定してみて...」
で、ギリギリ神経を取らずに済みました。
後ろの第2小臼歯は後日。

「形成終わりました。チェックしますか?」
「いや。いいよ。信じてるからさ(笑)」と一応指導者らしきことも言います。
自信を持ってもらうのは大切。

印象採得(歯形取ることです)も、久しぶり。
おっ、古株の衛生士、上手いじゃん。フレグランスも強すぎず、ほのかに
香り好感が持てる。

とりあえずHJKで様子をみてOKならオールセラミックスに。

で、終了後代診の女医に「B65とみた」とお約束の冗談言ったら、
「本当はB65なんですが、お店の人にそれじゃあキツ過ぎですよって言われて
B70です。」ってマジメに答えてどうする(笑)。
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